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こんにちは、吉原です。


またまた、過去記事で申し訳ないのですが前回紹介した
リアのディスクホイールアセンブリの2日後の試走内容を書いていたので載せます。


9月19日日曜日に北陸中部自動車教習所をお借りして
エンジンエコランの試走を行いました。
天気は曇りで暑くもなく寒くもない秋を感じさせる天気でした。

広島大会後2回目の試走ですが、今回の試走目的は
新しく製作した製品の動作確認、安全確認です。


今回の試走から導入された主な新パーツは
カーボンディスクホイール及びフリー機構内蔵のハブ、
リアスプロケット、ステアリング、セルスイッチ、
サージタンク、スロットルボディ、もてぎ仕様の燃料ラインです。



新しい物が沢山導入された試走だけに、
いそがずあせらずで取り組みました。



12Kのカーボンが見えるのでとても綺麗です。


もてぎでの大会では燃料ポンプを使用してインジェクターに
燃料を供給するので燃料ラインが広島大会とは異なります。


今回の試走では、この燃料ラインのエア発生が大きな問題となりました。



新しく製作したステアリング周りです。
一番目を引くのは赤いカバーのかかったセルスイッチです。
このステアリングの形状は1年生の辻田さんが試行錯誤して作ったものです。

試走の結果、もう少し舵角がついて欲しいという要望がありましたが
概ね良い感触でした。



その辻田さんも先輩と一緒にアライメント調整を行っています。



新しく作ったカーボンディスクホイールもシャシローラー上で
問題無く回ってくれました。回った瞬間は全員「おぉぉ!」と
声をあげていました。


以前のドグクラッチとは異なり、駆動が繋がる衝撃が少ないので
初めはいつ繋がったの分からない感じで違和感がありました。


燃料ラインの問題などでなかなか出走できず、結局1回しかトライ
できませんでしたが、特に大きな問題もなく走れたのでよかったです。
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こんにちは、吉原です。

時間はさかのぼりますが、ブログを更新できなくなる前に
書いていた記事をせっかくなので載せておきます。


以前紹介したカーボンディスクホイールが焼きあがり
アセンブリの段階に入ったときの内容です。


以前はリアホイールのハブにドグクラッチが内蔵されており、
4つの爪がホイールに対してスラスト方向にスライドして
噛み合っていたのですが、エンジンのトルクが上がったことで
衝撃荷重が大きくなり強度的に問題があるので対策を考えました。


そこで自転車に使われるシングルフリーを流用しました。
常時爪が接触してフリクションは大きくなりますが
よりスムーズでショックの少ない駆動の繋がりを可能にしました。


これがフリー機構の入っているスプロケットです。


ディスクホイールのセンターは金型で出してあるので、そこに
旋盤で削ったハブの片方をディスクに接着し、そこには取り付け穴が
設けてあるので、そこにフリーとスプロケットを保持するための


もう片方のハブをボルトで取り付けます。


さらに1枚目の写真のフリーを保持するために


フリーのスプロケットの形とフィットするピンを圧入した
プレートを製作し、ここにフリーをはめます。


圧入したピン以外にねじが切ってある穴があるのでそこには
リアスプロケットがボルト3本で取り付けられます。


肉抜きをやる前のスプロケットと焼きあがったディスクホイールです。

各パーツ担当の人が責任をもって作ったので怒涛のアセンブリができました。


ものづくりの醍醐味だと思いますが、自分が作ったパーツが
他の人が作ったパーツと一緒に機能を発揮しているのを見ると感動です。
こんにちは、吉原です。


長らくブログを更新できず、すみませんでした。

私の大学推奨PCが2回目の液晶画面が映らなくなる現象で

夏休みあとからブログを書くことができなくなっていました。


まずは、もてぎ大会後の近況から。

もてぎ大会では生憎の雨で思うような記録がでなかったのですが

天候以外の根本的な原因があるのではないか?と考え

来年度に主に活動する現2年生のメンバーで話し合いの場を設け

記録を伸ばすための検証に重点を置くことを決めました。


主要3役も交代し、各班とも来年度の活動の方向性を決め、

具体的な活動内容を練っている段階です。



さて、そんな新体制になりたてのエコランズですが

昨日、今日と工大祭が開催されているので夢考房プロジェクト

のひとつとしてエコランも出展しています。


会場には老若男女たくさんの方々に来て頂きありがとうございました。

中にはすごく専門的なことまで熱心に聞いてくれる人もいらっしゃって

説明しているこちらもエコランのことをたくさんの人に知ってもらって

嬉しいです。


今年は実際にシャシローラー上でエンジンを回しました。

来年度のドライバー候補の渋谷さんが乗って、エンジンのA/F調整

は私が行い、引き継ぎも兼ねたシャシローラー上でデモ走行を行いました。

午前と午後の2回に分けて15分ほど回しました。


また、エンジンを回していないときは、子供限定の体験乗車を行いました。


いい笑顔ですね。

人の役に立つ機械を作っていきたいと思いました。
遅くなりました。高坂です。

今週末に、もてぎ全国大会が開催されます。当然私たちもエントリーしています。

先週の試走では100周走りこみ、データロガーでデータを取るなど大忙しです。

しかし、周回を重ねるごとに燃料がリーンに振れてしますなど、記録が伸び悩んでいます。

明日の、シャシローラー試験で最後のセッティング変更をする予定ですが、上手く行くと期待を寄せています。

2010-10-06

私たちのゼッケンは、367番です。

会場では気軽にお越しください。
こんにちは、吉原です。

先週はエンジン、車体ともに活発に活動した週でした。


先週の火曜日夕方に大同さんから発注していた

カーボンディスクホイール用の金型が届きました。




上の写真はディスクの型とリムの型を合わせた写真です。

これだけ大きなものを作れる職人さんの腕に感謝感激です。


次の日の水曜日にディスクの型の磨きと離型処理を行います。

リムの型には前日に離型処理を行っていましたがこの大きさの

ディスクの型の離型処理は大変です。


離型剤を塗ってから1日放置して木曜日にいよいよ張り込みです。

まず、張り込み易いようにディスクとリムの型を両方窯の中で熱して

温めます。




ディスクの型の中心にはハブがくるための別の型がはめられています。

1年生の渋谷さんが必死に作ったものです。

この型でリアのディスクホイールの中心が決定します。




ディスクとリムの両方の張り込みを同時進行で行うのでカーボンの

切り出す量がとても多いので切り出し班に頑張ってもらってます。




今回もリムの張り込みは北村さんが行っています。




ディスクホイールの型には高坂さんが張り込んでいます。




積層構成表を見ながら、張り込んでいっています。

角度をずらしながらバイアスとラジアルのカーボンを張っていきます。

角度を見るために全角分度器のコピーを真ん中に張って作業しました。




ディスクはディスク単体でデバルクします。

前回から活躍している布団真空パックです。再利用が効いて便利です。




ディスクの型とリムの型を合体させ、ディスクの面とリムの面を

張り合わせています。このときのディスクとリムの垂直度が重要です。




張り込みが終わり焼く前のディスクホイールの状態です。緑のシートの中

にあるのがディスクホイールの型で、その外側が加圧加熱するための窯です。

1日真空引きして人間の手で限界のある張り込みを真空の力で張り込みます。

朝早くから作業を始めましたが、丸1日かかってしまいました。

お疲れ様でした。


そして、1日たった金曜日の朝から焼いていきます。

最初は樹脂を流動させるために低温で数時間維持させます。




そして、樹脂を硬化させるために130度まで上げて数時間焼きます。

夢考房にあるホットガン2台では火力が足りないので、

急きょ2台ホットガンを購入しました。

ホットガン4台体制なのでいつもより早く温度が上がってくれました。


写真の真ん中に見えるのが窯で上に断熱材のネオマフォームを置いています。

さらにそこから3本(1本枝分かれして4本)の配管が見えますが、一番左のが

加圧量を見るための圧力計で、左から2番目の白いチューブが繋がってる管が

窯の中のディスクホイールの型につけている真空ポンプ用のチューブです。

3番目の2本に枝分かれしているのが加圧するための管です。赤いエアホースが

付いている方が加圧用で、もう片方が圧を抜くための管です。

さらに、窯の外の温度と窯の内部の製品温度を見るための

熱電対温度計を2台設置しています。


窯で焼く作業も朝早くから始めても日付が変わるギリギリまで掛かりました。


おつかれさまでした。

離型して、アセンブリしたリアディスクホイールも後日紹介します。
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
27
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "

1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。

" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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