こんにちは、吉原です。
大学の夏休みは長いですが、気づけばあっという間で、来週から新学期が始まってしまうと考えると少し憂鬱です…。
とは言えあっという間に過ぎた夏休みの間に1年生は大きく成長してくれたと思います。
先日モーター試験室を覗くと岡島さんの指導の下、1年生の後藤君が試験の手順などを実際に計測しながら学んでいました。
エンジンのベンチ試験でも1年生が良く動いてくれるので助かっています。秋からは来年度に向けて課題を与えて、少しずつでも自分で設計ができるようにしていきたいと思います。
1回目のモーター巻き線巻きかえのデータが取れたので、2回目の巻き替えを行うために線を取っているところです。
この日は同時並行でリムの張込を1年生の西田君が先輩の指導の下、一人で全て張込に挑戦していました。
朝一番に夢考房に来て準備していた様子には感心しつつ、自分も頑張らなくてはと思いました。
張込を終え、窯で1日焼き出来上がったリムは先日焼き上がった北村さんのリムより50g程重くなってしまいましたが、耐圧試験などを行った結果問題なく使えそうでした。一人初めて張り込んで3日間で完成させたので上々のできだと思います。
大学の夏休みは長いですが、気づけばあっという間で、来週から新学期が始まってしまうと考えると少し憂鬱です…。
とは言えあっという間に過ぎた夏休みの間に1年生は大きく成長してくれたと思います。
先日モーター試験室を覗くと岡島さんの指導の下、1年生の後藤君が試験の手順などを実際に計測しながら学んでいました。
エンジンのベンチ試験でも1年生が良く動いてくれるので助かっています。秋からは来年度に向けて課題を与えて、少しずつでも自分で設計ができるようにしていきたいと思います。
1回目のモーター巻き線巻きかえのデータが取れたので、2回目の巻き替えを行うために線を取っているところです。
この日は同時並行でリムの張込を1年生の西田君が先輩の指導の下、一人で全て張込に挑戦していました。
朝一番に夢考房に来て準備していた様子には感心しつつ、自分も頑張らなくてはと思いました。
張込を終え、窯で1日焼き出来上がったリムは先日焼き上がった北村さんのリムより50g程重くなってしまいましたが、耐圧試験などを行った結果問題なく使えそうでした。一人初めて張り込んで3日間で完成させたので上々のできだと思います。
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こんにちは,吉原です.
ついこの間まで残暑がきつかったのですが,急に肌寒くなり秋めいてきたので驚いています.
さて,9月18日(日)は北陸中部自動車学校で茂木大会前残り3回ある試走のうちの1回を行いました.
前々日の予報では雨の予報で心配しましたが,当日は曇りから晴天となり試走日和でした.
今回の試走メンバーは正規の大会メンバー8人にサブドライバーと3年生が一人この日は抜けるのでピンチヒッター1年生1一人を入れての試走となりました.
この日の予定は午前中にメインドライバーの朝香さんに40周走ってもらい燃費計測を行い,午後はサブドライバーの横石君に練習を兼ねて40周走ってもらい燃費計測を行う予定でした.
また,燃料供給方法が広島大会はエア加圧方式ですが,茂木大会は燃料ポンプで加圧する方式なので,少し作業内容が異なります.
大会までにこの作業に慣れてもらうために2年生を中心に練習してもらいました.
また,茂木大会は参加台数が広島大会より多いので暖気完了後スタートまでにかなりの時間待たされてしまいます.
そこで,外部バッテリーを使用しエンジンに取り付けてあるヒーターでエンジンを暖気するのですが,去年の茂木大会はバッテリー2個ではスタート直前までもたず,エンジンが冷えてしまうという問題がありました.
そこで今年はバッテリーを倍の4個に増やしました.そして実際に暖気完了後に30分ほどスタート待機時間を設けヒーターだけで暖気を行うテストを行いました.
初めは95℃くらいあったエンジン温度が15分を過ぎたあたりから急に70℃まで下がってしまいました.
詳しい原因はまだわかっていませんが,インバーターの電源が途中で勝手に落ちていたようです.
そこで2回目は時間ごとにバッテリー電圧とエンジン温度を計測しながら暖気状態を確認しました.
2回目はうまく暖気できていたようで95℃の状態で走り出すことができ,40周走り終わっても90℃を保っていました.
2本の計測走行が予定通り無事に終わったので,転がり性能を見るために惰性走行テストを行いました.
二人のドライバーに交互に乗ってもらい,ログデータを取りながら速度の落ち方や惰性距離を測りました.
来週には新しいリアのフリー機構が導入されるので,転がりを比較してみたいと思います.
参考までに,この日の燃費は1998㎞/lでした.
ついこの間まで残暑がきつかったのですが,急に肌寒くなり秋めいてきたので驚いています.
さて,9月18日(日)は北陸中部自動車学校で茂木大会前残り3回ある試走のうちの1回を行いました.
前々日の予報では雨の予報で心配しましたが,当日は曇りから晴天となり試走日和でした.
今回の試走メンバーは正規の大会メンバー8人にサブドライバーと3年生が一人この日は抜けるのでピンチヒッター1年生1一人を入れての試走となりました.
この日の予定は午前中にメインドライバーの朝香さんに40周走ってもらい燃費計測を行い,午後はサブドライバーの横石君に練習を兼ねて40周走ってもらい燃費計測を行う予定でした.
また,燃料供給方法が広島大会はエア加圧方式ですが,茂木大会は燃料ポンプで加圧する方式なので,少し作業内容が異なります.
大会までにこの作業に慣れてもらうために2年生を中心に練習してもらいました.
また,茂木大会は参加台数が広島大会より多いので暖気完了後スタートまでにかなりの時間待たされてしまいます.
そこで,外部バッテリーを使用しエンジンに取り付けてあるヒーターでエンジンを暖気するのですが,去年の茂木大会はバッテリー2個ではスタート直前までもたず,エンジンが冷えてしまうという問題がありました.
そこで今年はバッテリーを倍の4個に増やしました.そして実際に暖気完了後に30分ほどスタート待機時間を設けヒーターだけで暖気を行うテストを行いました.
初めは95℃くらいあったエンジン温度が15分を過ぎたあたりから急に70℃まで下がってしまいました.
詳しい原因はまだわかっていませんが,インバーターの電源が途中で勝手に落ちていたようです.
そこで2回目は時間ごとにバッテリー電圧とエンジン温度を計測しながら暖気状態を確認しました.
2回目はうまく暖気できていたようで95℃の状態で走り出すことができ,40周走り終わっても90℃を保っていました.
2本の計測走行が予定通り無事に終わったので,転がり性能を見るために惰性走行テストを行いました.
二人のドライバーに交互に乗ってもらい,ログデータを取りながら速度の落ち方や惰性距離を測りました.
来週には新しいリアのフリー機構が導入されるので,転がりを比較してみたいと思います.
参考までに,この日の燃費は1998㎞/lでした.
こんにちは,吉原です.
以前紹介しました今年度製作したカーボンリムの耐久試験の結果,スポークを通している部分の強度が不安だったので,その部分のカーボンの積層構成だけ見直して,再製作をすることになりました.
先日,大同工業株式会社様からエコラン用のリムの金型が帰ってきました.
もてぎ大会前の試走は3回しかないので,その試走で実績を積まなければいけないので,怒涛の1週間でリム2本焼きが始まりました.
金型が届いた次に日にオイルストーンで金型を磨き上げ,離型剤のケムリースを塗って1日目が終わりました.
次の日には離型剤がいい感じに乾いたので,カーボンプリプレグを張り込んでいきます.
一層目が一番根気のいる作業で熟練張込師の北村さんが1年生に教えながら張り込んでいました.
張込には丸1日かかりますが,この日は今まで最速時間で張込が終わりました.
そして次の日,朝から外にテントを張って圧力釜で圧を掛けながら焼きます.
準備が終わって10時半くらいから焼き始めましたが,焼き終わったのは夕方6時くらいでした.
焼き終わった金型を窯から出し,2時間くらい扇風機の前に置いて冷ましました.
離型は15分くらいで終わり今までで一番外しやすかったです.
製品の状態をみんなで見ています.
気になる重さですが,スポークを張る部分の補強をしたので一番軽いリムより約50gほど重くなっていますが,現在使用しているリムより150gも軽量化することができました.
一番軽かったリムは剛性面にも不安がありましたが,今回のは剛性もアップしていました.
温度と焼く時間がうまくいったのかビード部分に普段は凸凹が少し入ってしまうのですが,今回はパーフェクトに綺麗でした.
何とか3日間で1本焼けたので,今日からまた金型を磨き→張込→焼きで今週中にもう1本焼けそうです.
以前紹介しました今年度製作したカーボンリムの耐久試験の結果,スポークを通している部分の強度が不安だったので,その部分のカーボンの積層構成だけ見直して,再製作をすることになりました.
先日,大同工業株式会社様からエコラン用のリムの金型が帰ってきました.
もてぎ大会前の試走は3回しかないので,その試走で実績を積まなければいけないので,怒涛の1週間でリム2本焼きが始まりました.
金型が届いた次に日にオイルストーンで金型を磨き上げ,離型剤のケムリースを塗って1日目が終わりました.
次の日には離型剤がいい感じに乾いたので,カーボンプリプレグを張り込んでいきます.
一層目が一番根気のいる作業で熟練張込師の北村さんが1年生に教えながら張り込んでいました.
張込には丸1日かかりますが,この日は今まで最速時間で張込が終わりました.
そして次の日,朝から外にテントを張って圧力釜で圧を掛けながら焼きます.
準備が終わって10時半くらいから焼き始めましたが,焼き終わったのは夕方6時くらいでした.
焼き終わった金型を窯から出し,2時間くらい扇風機の前に置いて冷ましました.
離型は15分くらいで終わり今までで一番外しやすかったです.
製品の状態をみんなで見ています.
気になる重さですが,スポークを張る部分の補強をしたので一番軽いリムより約50gほど重くなっていますが,現在使用しているリムより150gも軽量化することができました.
一番軽かったリムは剛性面にも不安がありましたが,今回のは剛性もアップしていました.
温度と焼く時間がうまくいったのかビード部分に普段は凸凹が少し入ってしまうのですが,今回はパーフェクトに綺麗でした.
何とか3日間で1本焼けたので,今日からまた金型を磨き→張込→焼きで今週中にもう1本焼けそうです.
こんにちは,吉原です.
以前紹介したモーターの巻き線を替えるのが終わりました.
岡島さんの初モーター巻き線替えでしたが,1週間くらいで終わりました.
途中失敗も何度かありましたが,4歩進んで1歩下がる感じで着実に進んでいました.
さっそくモーターを取り付けて回してみたのですが,初めは抵抗が大きすぎてなかなかうまく回ってくれませんでした.
巻き方や線が途中で切れてしまったのではないかと不安になりながらも,必死に原因を考えていました.
結果的にはモーターのヨークの取り付け方が違い,位相がずれていたのが原因だったようです.
そして,昨日モータ試験機で計測した結果では,巻き線を増やしたためトルク型のモーターになり,前のモーターと比較して同じ電流値でのトルクは良くなっていました.
問題は高速巡航時に回転数を稼ぎにくくなったので,そこのバランスが難しいところです.
結果のグラフを見せてもらったのですが,エンジンと違って綺麗なグラフになっていたのでとても分かりやすかったです.
以前紹介したモーターの巻き線を替えるのが終わりました.
岡島さんの初モーター巻き線替えでしたが,1週間くらいで終わりました.
途中失敗も何度かありましたが,4歩進んで1歩下がる感じで着実に進んでいました.
さっそくモーターを取り付けて回してみたのですが,初めは抵抗が大きすぎてなかなかうまく回ってくれませんでした.
巻き方や線が途中で切れてしまったのではないかと不安になりながらも,必死に原因を考えていました.
結果的にはモーターのヨークの取り付け方が違い,位相がずれていたのが原因だったようです.
そして,昨日モータ試験機で計測した結果では,巻き線を増やしたためトルク型のモーターになり,前のモーターと比較して同じ電流値でのトルクは良くなっていました.
問題は高速巡航時に回転数を稼ぎにくくなったので,そこのバランスが難しいところです.
結果のグラフを見せてもらったのですが,エンジンと違って綺麗なグラフになっていたのでとても分かりやすかったです.
こんにちは,吉原です.
広島大会後2回目のベンチ試験を先週に2日間通して行いました.
今回はバルブタイミング調整を行うためにベンチ試験を行いました.
バルタイ変更するのは自分も初めてのことだったので試行錯誤で,変えては計測の繰り返しでした.
それぞれのバルタイ条件で取ったデータを並べてみると何となく特性が見えてきたので,バランスの良いところに合わせたいと思います.
途中まで調子が良かったのですが,2日目の最後にマフラーの根元に亀裂が入ってしまい,計測ができなくなってしまいました.
また,ベンチ試験のときに使用している自転車用のチェーンが摩耗してしまい正常に動かなくなったり,エンジン側のスプロケットを締結している軸のスプラインの部分も少し摩耗してしまいました.
現在は取れたデータからバランスの良いところに調整する作業や,トラブルの対処や来年度に向けて設計などを見直しているところです.
もてぎ大会までもうベンチ試験をやる機会はほとんどないと思いますが,次は試走などで良い結果がでるように準備を行っていきたいと思います.
広島大会後2回目のベンチ試験を先週に2日間通して行いました.
今回はバルブタイミング調整を行うためにベンチ試験を行いました.
バルタイ変更するのは自分も初めてのことだったので試行錯誤で,変えては計測の繰り返しでした.
それぞれのバルタイ条件で取ったデータを並べてみると何となく特性が見えてきたので,バランスの良いところに合わせたいと思います.
途中まで調子が良かったのですが,2日目の最後にマフラーの根元に亀裂が入ってしまい,計測ができなくなってしまいました.
また,ベンチ試験のときに使用している自転車用のチェーンが摩耗してしまい正常に動かなくなったり,エンジン側のスプロケットを締結している軸のスプラインの部分も少し摩耗してしまいました.
現在は取れたデータからバランスの良いところに調整する作業や,トラブルの対処や来年度に向けて設計などを見直しているところです.
もてぎ大会までもうベンチ試験をやる機会はほとんどないと思いますが,次は試走などで良い結果がでるように準備を行っていきたいと思います.
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
27
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "
1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。
" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "
1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。
" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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