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こんにちは,吉原です.


時間はさかのぼりますが,

11年度製フロントホイールが完成しました.

去年度に比べてスポークの本数が増えました.
スポーク本数が少なすぎると剛性が低下し,カーボンリムの変形が大きくなってしまい,逆に転がりが悪いように感じます.
また,振れ取りの調整もしにくいので増やしました.
本数を増やした分,調整に幅が出て,オフセットすることもできたので,トレッドを変えずに若干舵角が増えました.


フロントハブと車軸です.

今まではフロントホイールを整備のために外すときは,タイヤの空気を少し抜いてからではないと,カウルに干渉してしまい,外すことができなかったのですが,今年度作ったハブはタイヤの空気を抜くことなく,外せます.

設計製作は主に辻田さんが行っていました.
製作が予定より遅れていましたが,チームの助けもあり広島大会に間に合いました.

転がりが良くなり広島で良い記録が出ることを期待しています.
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こんにちは,吉原です.

8月7日は広島大会前最後の北中試走でした.

今年に入って7月から,新しく作ったものを投入して,試走で計測走行を重ねてきたのですが,1600㎞/L台となかなか記録が出ず,内心かなり焦っていました.

この日は大会本番と思って,朝1本目は1年生の横石君に20周,2本目は朝香さんに20周,そして午後から3本目横石君40周,4本目朝香さん40周を予定していました.

朝6時に荷物を積み込み7時から北中で作業を開始しました.
メンバーはしっかりと自分が行う作業を把握してくれているので,スムーズにセッティングに取り掛かれました.


今年さらにエンジンの断熱性を上げるために,要塞(金閣寺)を作り替えました.
パーツ点数が5点になりながらも,密着性が上がっているのでなかなかエンジン温度が下がりません.すごい性能です.


本番同様,燃費を本気で狙いに行くつもりでセッティングを行ったので,納得が行くまでシャシローラー上でセッティングを行いました.
いくつかこのエンジンの気分というか,効率よく回ってくれる感触を得られたので,大会前に良い収穫でした.


そして,朝1本目しっかりとセッティングを行って走った結果,1971km/Lが出ました.
この日はころがりもすごく良く,いつもの惰性速度の落ち方より1~2km/hくらい抑えられていて,ドライバーの体感でも良く転がるというコメントがありました.

次の計測走行も同様に,セッティングにできるだけ時間を掛け,納得できるものに仕上げてから出走しました.


この出走ではエンジン温度の維持が高いレベルで実現し,初めは95℃で20分間走っても,90℃以上を保っていました.

結果,2100km/Lで北中試走での最高燃費記録が出ました.
チームメンバー一同笑顔が出ていました.


この日は午前中から暑かったのですが,午後に入るとさらに気温が上がりだし最高で36℃,路面温度60℃近くになる猛暑でした.


午後からは本番と同じ40分間を走ってもらうつもりでしたが,トラブルが発生.
シャシローラー中にエンジンが掛からなくなってしまいました.
原因は以前から問題があったメカロックで,圧縮比を上げた分,セルを回す時に負荷が大きくなったので,メカロックが負けてしまったようです.
この日は応急処置を施して,何とか回る状態にしました.


この日はエコランのOBや先輩方が多く見に来てくださったのですが,その時は走ることができませんでした.

復旧作業にかなりの時間を費やしてしまい,3本目の横石君の40周は諦め,朝香さんに40周最後走ってもらうことにしました.


無事40分間40周走りきることができました.先週から必死のデバッグ作業を行ってきたECUも耐えてくれました.

3本目の記録は偶然にも朝の記録と同じ1971km/Lと高い記録が安定して出たので,最後の試走でやっと安心材料ができてくれたので嬉しかったです.


今年も広島は例年より暑いらしく,ドライバーにもピットメンバーにも過酷な環境になりそうですが,チーム力で補っていきましょう.

応援よろしくお願いします.
こんにちは,吉原です.


布ベークライトをもとに,表面にフッ素コーティングを施したスロットルレスボディが完成しました.

数年前からインジェクターに熱を与えたくないということから,断熱性の高い熱硬化性樹脂のベークライトでスロットルレスボディを製作しています.

そこで問題になってくるのが,ベークライトの加工表面はザラザラで管摩擦が大きいことと,ベークライト自体が油分を吸収してしまい,燃料損失やベークライトの強度低下が起きてしまうことでした.

そこで3年前くらいからフッ素コーティングを外注して,これらの問題を解決しようという試みを行ってきました.

私が1年生の時にフッ素コーティングを行ってもらう企業探しが始まり,内径が小さく少量ということもあり,なかなか見つからなかったのですが,去年フッ素コーティングを引き継いだ小林さんが地元で見つけた企業の株式会社フロロコート様の協力を得て,初フッ素コーティングを行った製品を試すことができました.
しかし,途中で仕様変更になり製作期限の関係などから大会での使用が見送られてきました.

そこで,今年は2年生の渋谷さんが引き継ぎ,設計を見直し,慣れないベークライトの加工を無事成功させ,フッ素コーティングも内径だけでなく全面に施すことで全体で強度が上がり完成しました.



見た目が黒く,非金属エンジンパーツなので目立ちます.

長い時間が掛かってしまいましたが,多くの人の努力でここまで完成したのでうれしいです.

燃費に貢献してくれることを期待しています.
こんにちは,吉原です.

7月31日の試走で問題になったECUの不調がなかなか解決できていません.
具体的には,エンジンを数回掛けてしばらくするとECUの表示が狂いだし,エンジン始動も出来なくなる現象が発生しています.
この現象が発生する条件が特定できていないので,明確な原因が特定できないのが痛いところです.


連日深夜のデバッグ作業にも関わらず,問題が解決できていません.

ベンチ試験,シャシローラー試験,北中試走と順調にテストを重ねてきて今まで全く問題がなかったECUがいきなり機嫌を悪くした感じです.



原因と考えられる可能性を一つ一つ手探りで潰していきながら,改善しては車載してシャシローラー上で動作確認するということを徹夜で何回も繰り返しました.


その活動の途中でシャシローラー上でセルが回らなくなるという事態に.
初めはECUのバグの影響かと思いましたが,圧縮比を上げたので始動時にセルに掛かる負荷が増え,長年使ってきたセルがここにきてパワー不足になってしまいました.

ソーラーカープロジェクトのモーターに詳しい人のアドバイスを受け,ブラシの接触する部分のスリッドに詰まった金属粉のようなダストを綺麗にしてあげることで,何とか回るようにはなりましたが,まだまだパワー不足です.

今のところ同じ型式のセルを注文して,それで大会に出る予定ですが,セルやセルスタータ,ドリブンギアを締結しているメカロックなど色々と見直す必要があります.


私は電気系の分野はほとんどわかりませんが,制御分野のプログラム,電気分野の回路基板,情報分野の無線通信と幅広い視点から原因を特定しなければいけないので,見ているだけでも胃が痛くなりそうです.


大会まで残りわずかですが,うちの電装班に応援よろしくお願いします!

こんにちは,吉原です.

7月29日,金曜日,午後6時から広島大会のための大会見極めが行われました.


今年度の主な変更点は,エンジンに関しては圧縮比,吸気系の変更,車体に関してはフロント足回りの改良,熱・雨対策,電装に関してはECUの無線通信化,ロータリーエンコーダの導入です.

各変更点を私が夢考房の技師達に説明しているところです.
ちなみに,上の写真の後ろにあるのはソーラーカーの車体です.


メンバー一同見極めの様子を見守っています.


見極めの内容としては,変更点の紹介の後に,広島大会の車検項目のうち,ドライバーの自力脱出や後方視界確認のみを実演しました.

それ以外の車検項目はプロジェクト内で確認し,「安全に走る,曲がる,止まる」ことを学外試走で試したので,その様子を撮影し記録したDVDを提出するという形で見極めを行いました.


最後にエンジンが正常に動作することを確認するために,実際にモーター試験室でシャシローラー上にてエンジンを掛けました.

見極めの結果,無事広島大会出場の許可がおりました.
あと少しですが,ベストを尽くしていきましょう!
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
27
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "

1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。

" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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