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こんにちは,吉原です.

去年のもてぎ大会では,雨に見舞われ予選ではエンジンストップ,決勝は前半はウェット,後半はドライコンディションになりましたが,雨に悩まされた大会となりました.

そこで雨に対応できるサージタンクを製作しました.


製作は今年の1年生ドライバー,横石君にお願いしました.


樹脂やカーボンを今まで全く触ったことなかった横石君でしたが,トライ&エラーで最後まで諦めずにものにしてくれました.

まず,コンパネの木型作りから始まり,GFRPで雄型を作ってから,プリプレグを張り込んで焼きました.
初めての作業だったので,ガラスの雄型を作るまでに3週間掛かりましたが,パテと闘いながら頑張っていました.



カーボンで焼き上げたサージタンクの箱が上の写真です.箱の中も結構綺麗に仕上がっていました.
ただ,若干ガラスの型が熱で変形してしまい,離型するのに苦労しました.


サージタンクまで吸気管を伸ばして繋ぐのですが,吸気管の先端にはファンネルを付けるために,ファンネルの雄型を旋盤で作りました.


そして完成したサージタンクがこちらです.
2個管が出ていますが,上の小さいほうの管が中でファンネルになっていて,エンジンに繋がる方で,下の大きな方が空気をサージタンク内に取り込む口になっています.

市販のエアクリーナーBOXみたいにかっこよく仕上がったので良かったです.

次の試走で試してみたいと思います.
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こんにちは,吉原です.


7月18日は海の日で祝日で大学が休みだったのですが,夢考房41号館を開けて一人換気の良い部屋でインジェクターの無効噴射試験を行っていました.

エコランカーに車載するときはバッテリーを電源として使っているのですが,長時間バッテリーを使っているとバッテリーの電圧はどんどん下がっていきます.
インジェクターは電気で動作しているので,バッテリー電圧が下がった状態で動作させると,本来燃料を吹いているはずの期間の中に吹いていない時間ができてしまいます.
その無効噴射時間をバッテリー電圧ごとに計測するのが目的です.


旧電装(2010年度製)ですが,安定化電源に接続し,安定化電源で電圧を変化させてあげて,その電圧ごとのインジェクターの燃料噴射量を上皿電子天秤で計測するという簡単な試験です.


簡単な試験とは言え,3月くらいから合計5回くらいやっているのですが,やっと精度良く計測できるようになりました.

まず,燃料チューブやエア加圧ラインがちょっとの風や振動で動いてしまうと,計測値がずれてしまうことです.
また,試験を行っていく中で燃料ビンのコックやフタのOリングの消耗,使用しているレギュレーターの圧力特性によるエア圧の変化など初めは測定値のバラツキが酷いものでした.
さらに,去年から疑いのあったインジェクターの漏れも発見できました.

これらが常に複合的に発生すると,燃費が安定して出ないのでエンジンの改良以前にこういった燃料ラインの徹底チェックは重要だと痛感しました.

試験では噴射量5g前後ですが,実際の走行の消費量もこれより少し多いくらいで,1g変化すると燃費に換算すると約600km/Lくらい差が出てしまいます.

初めのうちは2gもバラツキがありました.
Oリングやラインの交換,レギュレーターを2個付けることで圧力変動を軽減するなど,ひとつひとつ原因を潰して対策を行った結果,今では0.2g以内のバラツキに抑えることができたので良かったです.


今回取れたデータを活用して新型ECUに無効噴射時間の補正を加えていこうと思います.
こんにちは,吉原です.

去年の茂木大会は雨で,雨水がエンジンの中に入ったりとトラブルが多い大会でした.
そこで今年度の活動計画の中で雨対策を行っていくことにしました.



エンジンに一番近いリヤタイヤの雨水の巻き上げを防ぐためにカーボンでリヤフェンダーを作りました.
写真は型から離型してすぐの状態なので,固定ができていない未完成の状態です.


窯の中で焼くこと数時間.
アツアツの状態でカーボンが焼きあがりました.


離型に難儀するかと思いきや,意外とフランジ部分からスポッっと取れてくれました.


中は若干,型のパテが持ってかれていますがうまくいった方でしょう.


こちらが型になります.
製作時間と樹脂の残量から,雌型を作る余裕がなく,木型にパテを盛った雄型に直接プリプレグを張り込んで成型しました.

短時間で作ってくれた南出さんありがとうございます.
こんにちは,吉原です.

7月16日,17日は大学のオープンキャンパスでした.


午前と午後に分けて交代で2日間エコランの紹介を行いました.
高校生がたくさん見学に来てくれました.
中には「エコランをやっていました.」という人が何人か居て,
エンジンエコランよりもEVエコランをやっていましたという人の方が多かったのが印象的でした.


2,3年生と1年生の組み合わせで説明を行いました.
1年生は初めのうちはうまく説明できないと思いますが,これから人前で説明する機会はどんどん増えていくので今のうちに慣れていってください.

2日間の間に,来場して頂きありがとうございました.
説明要員になったメンバーは暑い中,2日間お疲れさまでした.
こんにちは,吉原です.

7月15日金曜日は大学が土曜日授業だったので午後から臨時ミーティングと題して,大会のレギュレーションの読み合わせを行いました.

1年生は大学に入ってからエコランというものを知った人がほとんどで,大会がどういったもので,どのような規則があるのか全く知りません.
確認を行う必要があったので,一つ一つ確認していきました.
また,7月29日金曜日には夢考房内での技師達の立会のもと行われる大会見極めもあるので,その見極め項目作成のためにも,もう一度読み合わせを行いました.

レギュレーションに関してですが,
2011年度のHonda エコマイレッジチャレンジ 第31回全国大会(茂木大会)のレギュレーション変更で,
第1条車両規定の第1項車両の4項目目,「舵角について」で
「最小回転半径は5m以下でなければならない.」が4月に再変更になり
「全国大会参加車両は,最小回転半径5m以下が望ましい.」ということになりました.

このレギュレーション変更に来年度以降の車体製作の方向性が揺れています.
遅くても秋には結論を出さなければ,製作が間に合いません.


また,この日のミーティングで大会メンバーも決まりました.
可能な限り1年生を入れる方針で決まりました.

大会メンバーになった人は各自の持ち作業+αの動きができるよう心がけて,暑い広島大会に向けて頑張っていきましょう.
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
27
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "

1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。

" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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