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こんにちは、吉原です。


今回が年明け初めてのブログ更新ですが、今年度はまだ

続いているので年が変わったという感覚は余りないのですが

気付いてみると1月もあっという間に過ぎようとしていて、

驚きと焦りを感じます。



さて、今回の記事の内容はタイトルにあるようにエコランの

車体紹介のページを更新しましたので、そのお知らせと車体

紹介ページに載っていない内容を少しだけご紹介したいと思います。


「stradale」は2009年の夏にシェイクダウンしたエンジン

エコランの7代目の車体です。


まず、この車体名の読み方は「ストラダーレ」と言い「道」

という意味を込めて命名しました。


この車体の大きな特徴は、軽さを追求するために複合材料の

CFRPでほとんど作られている点です。強度の必要な箇所だけ

アルミ部材で作り、それ以外の構造材はCFRPとアラミド繊維の

ハニカムコアとのサンドイッチ構造で作られ、モノコックに

なっています。


さらに、先代の「Golden Eagle 06」と異なる点として、

カウルを作る際に従来のウェット製法からドライ製法に転換し、

積層数も極力減らすことでとても軽いカウルに仕上がっています。


軽量化の結果、先代より約5.5kg軽量になっています。



次にエンジンについてはHonda50ccベースエンジンから

オリジナルエンジンに転換してからそう大きく変化はして

いませんが毎年少しずつ改良を加えていっています。


現時点でのエンジンの仕様としては、4ストロークOHC、

ボア×ストロークが27.7×58の35cc、圧縮比11.9、最大トルク

2.5Nm/2500min-1、最大出力0.987kW/4000min-1、減速比10.94

となっています。


燃料供給は電子制御式インジェクションを使用しています。

このエンジンはスロットルバルブがなく、常に全開なのですが

A/Fセンサーの値を基に燃料噴射量を制御して最適な空燃比で

運転しています。



電装系は今年度大きく変わりました。以前までは市販のECU

を使用していたのですが、今年から完全に1からプログラムを

書いて自作したECUを搭載しています。電装系の信頼性向上と

見やすいインターフェイスになりました。


また、A/Fフィードバック機能を搭載したので出走前とゴール

直前でのエンジン温度変化などで空燃比が目標値と外れたときに

自動で最適化することが可能となりました。



車体、エンジン、電装の各部門ごとにまだまだ突き詰められる

部分が多く残っているので一つ一つ解決していき、来年度こそは

燃費2500km/Lを突破したいと思っています。



2011年も応援よろしくお願いします。
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
26
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "

1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。

" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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