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こんにちは,吉原です.

先日,夢考房41号館の館内樹脂ブースに籠って燃料ライン系のテストを行っていました.

燃料の漏れ,燃料ポンプのエア発生,燃料圧力,燃料消費量など色々チェックしました.

昨年度の痛い経験で,ビュレットの先に燃料ラインを接続し燃料の減り具合をチェックしていたのですが,目で見て分かる程燃料が減ってしまうということがありました.

原因は燃料ラインの経年劣化で長年使ってきたチューブなどが硬くなってしまい目には見えないレベルで漏れが生じていたようです.

そこで今年度は茂木大会に向け燃料ライン系を一新し,各所チェックを行った結果,ビュレットの減りがほぼゼロになりました.

また,オリジナルECUに変更する以前は燃料ポンプは連続駆動でレギュレーターを接続することで燃料圧力を制御していました.
しかし,オリジナルECUに変更した去年度から燃料ポンプを間欠駆動させ,間欠駆動の周期と1回当たりの駆動時間を制御することで狙った燃料圧力に調整してきました.

連続駆動の長所は燃料圧力変動が少ないことで,欠点は燃料ポンプが動き続けるのでエアが発生しやすいということです.

間欠駆動の長所はエアが発生しにくいことで,欠点は若干の燃料圧力変動が発生してしまうということです.

現在の間欠駆動仕様でチェックを行った結果,エア発生は全く見られませんでした.

また周期と駆動時間をうまく調整することで,燃料圧力をある程度保ちながらも燃料消費量を少なく抑えられるポイントがあることがわかりました.

先週までの制御値では9.1ml燃料を消費していたのが,同条件で制御値を変えただけで8.7ml程度に抑えられ効果の大きさに驚いています.

あとは実際に車載して走らせて燃費記録としてどの程度伸びたかを評価してみたいと思います.

時間を掛けてエンジンや車体を改良しても足元の燃料ライン系を疎かにしていると記録に結びつかないということを痛感しました.
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プロフィール
HN:
エコランズ
年齢:
27
性別:
非公開
誕生日:
1997/05/01
趣味:
エコラン
自己紹介:
エコランプロジェクト とは
" クルマの省エネルギー化を追求する活動を行っているプロジェクトです "

1997年、自動車やエンジンに興味がある学生有志が集まり、省燃費競技大会へ参加することを目的に発足しました。
2001年には省消費電力競技大会World Econo Move への参加を開始して現在に至ります。

" エンジンエコラン " および " EVエコラン "専用の車両の開発を行うと共に、日本各地で開催される競技大会に参加しています。
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